Carpenter’s commitment 大工さんに聞く家づくりコラム

シロアリについて考える

本日は、N様邸の根切り工事の中の防湿シート張りと捨てコンクリートの打ち込みです。

今回から防蟻処理された防湿シート「ターミダンシート」を使います。

このシートを張ることにより、液体による防蟻消毒が不要になります。

1階の床下(基礎の中)にエアコンを設置して、床下の暖かい空気がガラリを通してお部屋を暖める工法では、シロアリ消毒も気化してお部屋に入ってきてしまう課題がありました。

30年以上大工をやってきて、いろいろな種類のシロアリ被害を見てきましたので、いかにしてシロアリを寄せ付けないかを考えてきましたが、結論を申しますと絶対に大丈夫というのは今のところありません。

他にもキクイムシやシバンムシなどの家にとっての害虫もいます。

ちょっと前に考えた事では、家の周りと基礎部分に耐熱チューブを張りめぐらせて、90度~100度のお湯を廻しておけば、熱さに嫌がって虫が近寄らないだろうとも考えましたが、夏場は家も暑くなってしまうのと、一年中沸かしているので経済的にも負担になりますね。

私のアリの師匠でもあるM氏によれば、シロアリは基本的には地中で生活していて、のどが渇くので水を求めて移動しているそうです。

移動している中で湿った環境やスポンジのように水を含んだ木材の木っ端を見つけて水分補給するのですが、それがきっかけで家の湿った箇所に引き寄せられます。

何もシロアリは、そこに木造家屋があったとは知らないのです。

ですからシロアリを呼び寄せるきっかけをつくらない事が防御策なのです。

植木鉢をのせる台は木を使わないとか、DIYで余った木材のなどを家の周りに置いておかないとかですかね。

以前、リフォームしたお宅ではシロアリ被害が深刻でしたので、定期的にシロアリ消毒を入れましたがシバンムシによって土台や大引きの中身だけスカスカになってしまいました。

表面上は正常でしたので気づかなかったのですが、表面は食べずに中身だけ食べつくすなんて恐ろしいですね。

皆さまもご自宅の周りを改めて「きっかけ」が無いかを確認されてはいかがでしょうか。

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