Carpenter’s commitment 大工さんに聞く家づくりコラム

A・I様邸進行状況

いよいよA・I様邸の御引渡しが近づいてまいりました。

ここ数日の激務のせいで、少し体力が落ち込んでいる私でありますが、ここは帯を締め直して頑張らなければなりませんね。

現在、外構工事を残すのみとなり急ピッチで工事が進んでおります。

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朝日に輝く、ガルスパンの美しさと玄関ドアまわりのレッドシダーがとてもオシャレですね。

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約10㎡のウッドデッキも完成しました。

レッドシダー材にウッドロングエコを塗り込んでおりますので、塗り直しはいりません。

ウッドデッキで思い出しましたが、弊社が考えるウッドデッキ論を少しお話させていただきます。

一般的にウッドデッキの材料には、ウリン、イぺ、セランガンバツ、レッドシダー、桧、杉などがございます。

左から値段の高い順ですが、堅木で目のつまった材料の方が耐久性はあります。

おそらく20年から25年は軽くもつでしょう。(環境にもよりますが)

しかし、ウッドデッキやウッドフェンスなどは、本来建物の付属品であるわけですから、建物よりもっても意味がないということです。

建物が20年しかもたないという意味ではなくて、メンテナンスを入れる時期を考えてつくるべきなのです。

建物のメンテナンスは、最低でも10年ごとに入れるのがベストと考えております。

(完成してから1~2年は、建物が動きます。これから何十年も建っている為のストレッチみたいなものです。天井裏からパキパキと音がしますが問題ありません。ですのでこの期間はメンテナンスとして入れません。)

最初のメンテナンスは、外壁まわりのコーキングや鉄部の錆、基礎のひび割れなどのメンテナンスをして、内装全般をチェックいれると良いでしょう。

その時に、絡んでくるのがウッドデッキ等です。

メンテナンスをするのに、一旦外すか解体しなければならないので、その時に新規でつくられる事をおすすめしております。

高い材料を使ってもらうのも結構ですが、レッドシダーをはじめ桧でも杉でも正しい施工と使い方で、10年以上の耐久性はあります。

ですから、メンテナンスを入れる時期に新たにつくり直すというのも、塗装するより新品のほうが気持ちが良いじゃないですかね。

植木鉢などを置きっぱなしにしたりするのはやめてくださいね。

話はそれましたが、もうすぐ完成ですので楽しみに待っていてください。