Carpenter’s commitment 大工さんに聞く家づくりコラム

徳川家康

前々から気になっていた、群馬県太田市にある世良田に行ってきた。

鎌倉幕府を滅ぼした武将で有名な新田義貞の新田氏の荘園があった所で、もうひとつ徳川家康のご先祖様の発祥の地でもあるという。

埼玉県深谷市から北に利根川を渡った所にある地域は、古代から中世にかけて人口が多い集落があったとされる。

今では東京が中心的都市となっているが、中世までは北関東の群馬、栃木の方が都市的であったわけで、歴史好きな私としては「なぜ北関東?」という疑問の手がかりとなる期待があったからです。

その新田荘に、世良田東照宮という神君家康公を祀る神社がある。

東照宮と言えば、日光と駿府が有名だが、上野や川越にも天海僧正により建てられたのまでは知っていた。

私が興味を持ったのは、世良田という地に東照宮があると言う事。

世良田と言えば、徳川家康の影武者であった、世良田二郎三郎元信である。

私の推測では、本物の家康はすでに戦で亡くなっていて、影武者である世良田二郎三郎が天下人となったのではないか、と言う仮説である。

歴史学者の話では、松平家は元々源氏系統ではないと言う話を聞いたことがあり、源氏系統でないと征夷大将軍にはなれないから、系図をごまかしたなんて話なのかな。

世良田二郎三郎が新田系統であれば、正当な源氏ですので合致がいきますね。

今回の訪問で、少しだけど謎が解明されてきた気がする。

気がするだけで、奥が深いけど。