古事記の宇宙
最近はまっている本で「古事記の・・・」シリーズ。
第73世武内宿禰である竹内睦奏氏が、正統竹内文書の口伝を基に書き表す古代の日本の姿は、今まで見てきた歴史書を覆す内容となっている。
例えば、卑弥呼がいたとされる邪馬台国の九州説か畿内説かは長い事論争となっていますが、実は両方正しくて、はじめは九州に都をつくり、その後近畿地方に勢力を伸ばして都をつくったみたいで、更に卑弥呼は世襲名なので一人ではなく何代かに続いたようなので、魏志倭人伝の時代だけで考えるから辻褄が合わなくなってくるようです。
その辺の時代は、都市あるいは国家を大和と言い、首都を飛鳥と言ったらしいです。
ですから、九州にも近畿にも大和があるのがその理由です。
そんな解説を交えているので大変読みやすく、私も古事記は神の名前と人名が難しくて敬遠していたのですが、すらすらとは行かないですがストレスなく古代を知る書籍になっています。
「古事記の宇宙」「古事記の邪馬台国」まで読み終えて、今は「古事記の暗号」に入っています。
日本の古代からではなく、宇宙創成から書かれているので、あれこれ想像するのも面白いですし、「古事記の宇宙」でもまだ神武天皇まで行けてないのもいいです。
ちなみに、竹内氏は注連縄(しめ縄)について、宇宙の微粒子の紐の集まり、つまり宇宙創成を表現しているのだと思っていたそうですが、実はDNAを表しているのではないかと気づいてきたそうです。
確かにそうとも見えますね。
おすすめの一冊です。