Carpenter’s commitment 大工さんに聞く家づくりコラム

正姿勢

新年あけましておめでとうございます。

2011年1月6日、株式会社タクミカル仕事始めでございます。

本年もよろしくお願いいたします。

新型コロナウィルスの影響により、新年早々緊急事態宣言が出そうですね。

マスクに消毒が当たり前の世の中になって数カ月経ちますが、早くもとの生活に戻りたいなと思いながらも、新しい生活様式に順応していかなければならない覚悟でもあります。

新聞、テレビなどの影響力の強いメディアが煽る、いい加減な情報を鵜吞みにしないで、個人個人で正確な情報と判断が強いられる世の中になると感じています。

建築に関しても利益重視の宣伝文句がメディアから多く見られ、YouTubeでも各業者が「○○のつくり方」や「プロが教える○○」など多数あがっておりますが、もちろん正しいチャンネルもありますし、新しいものは歴史が浅く不明な点はあると思いますので、半分疑って観られるといいと思います。

特に○○大学の教授推奨なんて言うのは注意が必要で、180度違う工法を他の教授が推奨していたりするので、教授のお墨付きを営業ツールに使うメーカーの戦略に乗る事になります。

以前、セミナーの講師をしていただいた年間60棟程受注している関西の工務店の社長とお話しをさせていただいて、少々加熱したお話しになって「タクミカルさんは真面目すぎ」なんて言われたことがあります。

詳しい内容は言えませんが、この社長の考えを簡単に言えば「売れればいい」とのこと、商売上手な関西人だなと思っていましたが、関東でもこのような考えの社長はたくさんいるのだと、この後知ることになります。

売れるに越した事は無いですが、私には真似出来ません。

お客様だからと言って極端な低姿勢も違和感ありますし、有名な設計の先生のように高姿勢は醜いので、私は正しい姿勢の正姿勢でありたい。